SH療法-症例-No.005-前歯叢生(凸凹)を伴うケース

目次

SH療法の概要

上顎左側萌出障害を伴なう症例

主訴~経過

初診

2016年3月1日⇒2021年3月29日

10歳 10ヶ月 F(小4)⇒17歳 11ヶ月(高2→3)

初診時主訴

  • 左上5番が出れそうにない

初診時診断

上顎前歯の舌側傾斜と叢生ならびに下顎後退を伴う上顎前突

特徴

小学校高学年より吹奏楽クラリネットはじめトロンボーンへ2014年4月変更 現在へ至る

治療目標

  • 左上5番の萌出誘導
  • 上顎前歯の唇側移動
  • 下顎の前方誘導

症例写真

2014年2月1日 初診時⇒2015年8月10日(SHAスタート時)

症例SH005-0001

2015年8月10日(SHAスタート時)⇒2018年7月28日(経過時)⇒2021年3月29日(最終時)

症例SH005-0002


解説

経過

  1. 他矯正装置からの移行治療にて、2016年3月より「SHA=SH装置」SH療法スタート
    • 永久歯の抜歯をしないで並べる治療計画を立案しました。
  2. 上下顎狭窄歯列の解除および左上6番の遠心移動を主に設計~スタートしました。
    • 歯列が直立してくることにより、早期接触がおこりますので、随時必要枠での咬合調整が必要になります。
    • SHA修理上下3回 過拡大を促し、後戻りを利用して終了を目指しました。
  3. 2021年3月「SH療法」を終了。

回数

64回

治療期間

5年

費用

627,000円(税込)…当時の価格です。

注意事項

  • 装置は1日8時間~10時間が基本です。(必須です)
  • また、装置を外している際の「鼻で息をする」「正しい唾の飲み込み」「しゃべり方」 「正しい姿勢をする」「きちんとした咀嚼」など…いかに装置を外している際の筋肉が正しい機能をするかで結果が変わります。狭窄歯列拡大中に必要枠での噛み合わせの調整が必要になったきます。また、個人に応じた機能訓練(あいうべ体操・スポット練習噛み込み練習~ガムトレーニングなど) をご指導しております。

この記事を書いた人

あきらデンタル・クリニック 院長の隠明寺 亮(おんみょうじ あきら)です。

あきらデンタル・クリニックでは診療に関するカウンセリングを重視しております。

患者様ごとの症状や生活環境に合わせたオーダーメイドの治療計画が必要であると考えております。

来院された患者様に丁寧な説明を心掛け、納得をいただいた上で、できること・できないことを患者様になるべくお伝えしております。

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