2023/12/18
山形市馬見ヶ崎の歯医者・歯科医院、あきらデンタル・クリニックです。
今日は、当院で使用しております「POICウォーター」について、その効果と安全性に焦点を当ててお話しします。
「POICウォーター」とは
まず、「POICウォーター」とは何か?これは、純粋な塩と水を電気分解して作られた「たんぱく分解型除菌水」です。
この除菌水の最大の特徴は、薬品を使用していないため、安心して使用できる点にあります。
特筆すべきは、岡山大学歯学部名誉教授の山下敦先生による「日本補綴歯科学会」2015年の発表資料です。
この資料によると、「POICウォーター」での洗口により、病原性口腔細菌の除菌効果が確認され、さらにはむし歯発症の抑制効果も報告されています。
「POICウォーター」の安全性について
「POICウォーター」は、純粋な塩と水を電気分解して作られるため、化学薬品を含まないことが最大の特徴です。
この点が、多くの口腔ケア製品と異なる重要なポイントです。
化学薬品を使用しないため、アレルギー反応や化学物質に対する敏感な方でも安心して使用できる可能性があります。
さらに、「POICウォーター」は「たんぱく分解型除菌水」として機能します。
これは、口腔内のたんぱく質汚れを分解し、除菌することを意味します。
一般的な消毒剤が持つ強い刺激や、長期使用による口腔内の自然なバランスの崩れといった懸念が少ないのです。
「POICウォーター」の効果について
「POICウォーター」の主な効果は、口腔内のたんぱく質汚れを分解し、除菌することです。
これは、口腔内の健康を維持する上で非常に重要なポイントです。
では、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
POICウォーターの効果①プラークの分解と除去
「POICウォーター」は、通常のブラッシングでは落としきれないプラークやたんぱく質の汚れを効率的に分解します。
これにより、むし歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑制し、口腔衛生の向上が期待できます。
POICウォーターの効果②口臭の軽減
口臭の多くは、口腔内の細菌が生み出す不快な臭いが原因です。
「POICウォーター」による除菌効果は、これらの細菌を減少させ、結果として口臭を軽減する助けとなります。
POICウォーターの効果③歯周病予防:
歯周病は、プラークや歯石の蓄積が原因で起こります。
「POICウォーター」によるプラークの分解・除去効果は、歯周病の予防にも寄与します。
POICウォーターの効果④むし歯の予防
岡山大学歯学部名誉教授の山下敦先生による「日本補綴歯科学会」2015年の発表では、POICウォーターが虫歯の原因となる細菌に対しても効果を示すことが報告されています。
これは、むし歯予防においても「POICウォーター」が有効であることを示唆しています。
POICウォーターの効果⑤使用感の向上
私の体験に基づくと、「POICウォーター」を使用することで、口の中がさっぱりとし、爽快感が得られます。
これは日々のオーラルケアにおいて、非常に心地よい経験です。
ただし、これらの効果は個人差があり、全ての人に同じ結果が得られるとは限りません。
また、「POICウォーター」は口腔ケアの補助として使用するものであり、定期的な歯科健診やプロフェッショナルなケアの代替にはなりません。
POICウォーター使用時の注意点
ただし、使用時には一点注意が必要です。
お口の中に汚れが多い場合、たんぱく汚れを分解する際に「クロラミン臭」が発生することがあります。
これは、POICウォーターが効果的に作用している証拠でもありますが、不快に感じる方もいるかもしれません。
「あきらデンタル・クリニック」における POICウォーターの使用方法
当院では、感染予防のために主に診療前に次のステップを徹底して行います。
当院では、このシステムを2017年より実践しております。
- 口の中に「POICウォーター」を含んで10~20秒程度(場合により30秒)強くブクブクうがいを行います。
- 口の中の「POICウォーター」を半分だけ出します。
- 歯ブラシを加え、左右上下に顔を傾けながら全体にいきわたらせるようにして歯磨きします。
- 口に残った「POICウォーター」を半分吐き出して、殺菌水(POICウォーターの濃度を補正した細菌ゼロのお水)にてブクブクして口の中をゆすぎます。
- 仕上げに♯「オーラループ」を歯ブラシに付け歯と歯茎に優しく塗り込みます。
- 最後はブクブクせずに、口に中にジェルを残します。⇒気になる際には、吐き出してもよいです。
※オーラループ=高濃度3リン酸ナトリウム(ポリリン酸)ジェル(オーラループ4プラス)
以上をしっかり実践することが、最も短時間にかつ効果的な口腔ケアを可能とします!
まとめ
「POICウォーター」は、その安全性と効果的な口腔ケアの可能性を考えると、非常に魅力的な選択肢です。
日々のオーラルケアに取り入れることで、より健康な口腔環境を目指しましょう。
当院では、初診~POICケアを実践した患者様のお口の細菌の変化を「ペリオセーバー=位相差顕微鏡」にて比較することが可能です。
継続は力なりという言葉がございますが、継続使用されている患者様の中には変化を認めます。
細菌叢が穏やかになり、ばい菌が明らかに少なくなっている事例を多々経験しております。
当院では、院長をはじめ歯科衛生士全員が(管理栄養士は取得中)『POIC研究会』認定の【POICアドバイザー】を取得しておりますので、お気軽にお尋ね下さい!!
平成10年12月5日に開業のあきらデンタル・クリニック院長の隠明寺 亮(おんみょうじ あきら)です。